今回は、小児医療に関する漫画を紹介します。
「ハネチンとブッキーのお子様診療録」
「ハネチンとブッキーのお子様診療録」
(漫画/佐原ミズ、医療監修/北岡寛己)
小児医療を舞台に紡がれる親子の物語――!妻を亡くし、シングルファーザーになったサラリーマンの羽根田。二人の子どもを、突如ひとりで育てることになり、理解不能な子どもの一挙一動に、振り回される毎日を送っていた。ある日、電車内で体調を崩した息子・みちるを救ったのは、悪魔のようなメイクを施した若者・琴吹。彼は的確な処置で急病の原因を突き止めるが…。
(LINEマンガ「ハネチンとブッキーのお子さま診療録」作品情報より
主人公は、サラリーマン・羽根田さん。
羽根田さんは2人の子どもがいます。
0歳の娘・いちか、4歳の息子・みちる。
妻を突然の病で亡くした、シングルファーザーです。
これまで、妻に任せてきた子育てを全てひとりで担うこととなり、
毎日の生活、子育てと仕事で疲れ切っています。
そんな中でも、子どもは病気になります。
電車の中で突然嘔吐したみちるに、羽根田はどうしたらいいのかわからず、
手を震わせながらスマホで検索しようとしています。
そこに声を掛けてきたのは、悪魔のようなメイクをした男。
みちるの服の汚れを拭き、話を聞き、
症状からどんな病気だろうかと考えています。
なんと悪魔メイクの男は、小児科医だったのです。
小児科医・琴吹の処置のお陰で、みちるは元気になります。
ちなみに、メイクを落とした琴吹先生はイケメンです。
この出会いがあって良かった。
羽根田さんは、信頼できる医師に出会ったんです。
子育て、小児医療…
この漫画、シングルファーザーになった羽根田さんの心情や苦労、
子どもにどう接したらいいのかわからず悩む姿がシリアスに描かれています。
ですがその中に、子どもの意味不明な行動や、かわいい寝顔、
琴吹先生の悪魔メイクで、クスリと笑わせてくれる場面もあります。
感染症が家族に感染させないために出来ること、など勉強になります。
第1話、みちるが嘔吐した原因に琴吹先生が考え至った時、
羽根田さんはとても恐い顔をしています。
どうしてそんなことをしたんだ!と怒りたかったのでしょう。
もし私だったら…私も怒ったんじゃないだろうか…と思います。
でも、琴吹先生は、笑ったんです。
「面白れぇっ!」て。
そのセリフで、羽根田さんは妻を思い出します。
亡くなった妻は、子育てを「面白い」と言っていたんです。
羽根田さんは、まだその気持ちが分からないのでしょう。
これから羽根田さんが、子どもたちとどんな体験をしていくのか。
子どもは色々な病気にかかりますから、そのたびに羽根田さんはまた悩んだり、
バタバタしてしまうんだろうな、と物語を読んでいます。
琴吹先生の魅力
琴吹先生の悪魔メイク!耳、鼻、口にピアスがたくさん。
みちるは初対面で「オバケさん」と呼んでいます。
悪魔メイクの琴吹先生は、ちょっと近寄りがたいですが、
メイクを落としたら、超イケメン。
同じ人とは思えません。
そして、子どもに寄り添ってくれて、とても優しくて話しやすい。
子どもの意味不明な行動に「面白い」と言える人ですから。
琴吹先生、普段は総合病院で小児科医をしていますが、
羽根田さんの家の近くの小さな小児科で、土曜日だけお手伝いに来ることになります。
そのポスターが面白い。
ぜひ漫画で見てほしいです。
琴吹先生のあだ名が「ブッキー」。
「ハネチン」は、妻が呼んでいた羽根田さんのあだ名。
「ハネチンとブッキーのお子さま診療録」は、
LINEマンガ、ピッコマなどで読めます。
↓こちらは、ブラウザ版LINEマンガへのリンクです。アプリがおすすめ。
「ebookjapan」などの電子書籍でも読めます。
2024年6月現在、コミックスが第2巻まで発売されています。
悲しいお話や、ムカつく場面もありますが、
ブッキー先生と、みちるといちかの可愛く面白い姿に癒やされる作品です。
ハネチンを応援しつつ、ぜひ、読んでみてください。
コメント