『月が導く異世界道中』(原作/あずみ圭、漫画/木野コトラ)
主人公はごく普通の高校生、深澄真(まこと)。
ごく普通の高校生のはずが、両親の都合で、異世界へと召喚されることになります。
それなのに、その世界の唯一神である女神に「顔が不細工」などと罵倒され、
問答無用で最果ての荒野に飛ばされてしまいます。
人間を探して歩き続けた真ですが、出会うのは人外の魔物ばかり。
仲間にした美女ふたりも、実は、元竜に元巨大蜘蛛!?
めちゃくちゃに不運、だけどチートな、真の異世界珍道中は、いったいどうなる!?
女神に請われて異世界へ召喚される、というストーリーはよくあります。
でも、召喚されたのに、「不細工ねー」なんて言われて、最果ての荒野に飛ばされてしまうなんて・・・
ひどすぎます(T_T)
この世界の女神は、美しいものが好き。ヒューマン(人間)だけに加護が与えられた世界です。
主人公の真は、日本の神・月読様から、真の両親の話を聞きます。
両親は異世界人で、その世界の女神と「いつか大切なものをひとつ捧げる」という契約をして日本へ来たのだと説明を受けます。
「大切なもの」=子供。真が行かないならば、姉が行くことになるというのです。
真は家族を守るため、月読様からの加護を受けて異世界へと旅立ちました。
異世界で、くそ女神に「ヒューマン以外の魔族・魔物とだけ話せるようになる」という力だけを与えられ、最果てに放り出されます。
ヒューマンと話せないことで、後々苦労します(T_T)頑張れ、真!
日本的なことが盛り込まれている所が好きです
真は日本で弓道を学んでいました。
それで、弓を引くイメージで魔法を放つんです!かっこいい!
漫画の中では、不細工とか言われていますが、真は全然不細工じゃないんですよ。
家族思いで、頑張り屋で、学校でもモテてたし、かっこいいです^_^
上位竜である蜃と契約するのですが、人型になった蜃は、真の記憶の中で見た時代劇が大好き。
着物や刀を求めます。侍に憧れて言葉遣いも時代劇風です。
蜃は女性で、後に真から『巴』という名をもらいます。
また、災害の黒蜘蛛と呼ばれる巨大蜘蛛と契約しますが、彼女は美しい黒髪で着物を着ています。
災害の黒蜘蛛も、後に『澪』と名付けられます。
巴と澪から若様、と呼ばれる真。いいです^_^
人外の仲間たちと、ヒューマンを助けて、交流が広がっていきます
真が魔物たちと交流し、魔法の腕を磨き、強すぎる魔力を抑えることに成功。
仮面を被ってヒューマンの街でも交流を広げていきます。
ヒューマンの言葉は話せないので苦労していました。
魔物たちはヒューマンから見たら敵でしかありません。
仲間の魔物たちに非道な行為を受け、葛藤することも・・・
強すぎる真のさらなる成長が楽しみです。くそ女神もギャフンと言わせてほしいです。
この世界出身だという真の両親のことも、どうして日本にやってきたのか、とても気になります。
アルファポリスアプリで読んでいましたが、続きが気になって、
単行本9巻まで購入して一気に読んでしまいました。(2021年12月に)
アプリでは2022年1月19日現在、第三回までがチケットなしの無料で読めます。
最新話(第70回)が無料で読める期間は終了したようです。
面白いので、ぜひ読んでみて欲しいです。
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